11月
こんにちは。
blogの更新、何だかとってもお久しぶりです。
ずっとずっと、ご無沙汰してましたね。
今年もあっという間に11月…今年もあと2ヶ月をきりました。
10月末から11月にかけて。少しバタバタっとしていました。(スロースターターな私にしては、ですがw)
これから年末に向けてまた少しずつ、忙しなくなりそうです。
でもでも、ペースを乱さず普段通りに…。今年最後まで歩んでゆけたらなぁと思います。
さて11月2日。
サロン ドゥ アヴェンヌさんにて、初めてご一緒するヴァイオリニストの方とのコンサートがありました。
クラシックはモーツァルトからサラサーテなど、それからタンゴの曲に、ピアソラの曲が沢山プログラムに組まれていました。
ヴァイオリニストの金関さんとは初めてご一緒させて頂きましたが、本当に、本当に、勉強になることだらけでした。
タンゴの(特にアルゼンチンタンゴの)概念が、ガラっと変わってしまいました。
私は今まで、どれだけタンゴの魅力を無視して演奏していたのだろう。
全く表面上の、薄い部分でしか理解し得ていませんでした…。
リハーサルをしたのが本番2日前。
リズムの感じも、音楽性もまるでちがうタンゴ、ピアソラの曲達を奏でるヴァイオリンに、これはやばい。と、もう必死に、必死に、食事も忘れて試行錯誤をしました。
youtubeの動画なんかを探索しても、アルゼンチンタンゴらしいタンゴを演奏してる人はなかなか少なくって…。
きっとどこかで甘くみてました。まだまだまだ、勉強の足りなさを思い知りました。
特にピアソラは様々な楽譜が出ている昨今、ピアノ伴奏譜には書かれていない音楽用語が実は記されてあったり、やっぱり楽譜をひも解いていくのも大事だな…と、再度痛感しました。
この2日間で、少しだけど、アルゼンチンタンゴの音楽性をつかんで演奏できた瞬間、異国の風を確かに感じました。
アルゼンチンなのか、どこかのうす暗い路地の酒場なのか、隠れ家なのか、どこなのかも分からないけれど、今まで感じた事の無いタンゴの感性に、魅了されている私がいました。
音楽家をしていると、どうしても同世代や近しい間柄で集まってしまいがちですが(もちろんそれでも、自分以外の誰かと音楽を奏でる事は幸せで、とっても勉強になったり、刺激を沢山頂きます)、少しその枠を飛び越えた場所には全く違う音楽の空気や感性がそこにあり、本当に、ほんとうに勉強になるなぁ…と、感謝の気持ちでいっぱいです。
(お写真は全て、お客様が撮って下さいました😊)